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四季の野菜栽培ブログ
水なすの歴史・物語
なにわの伝統野菜
泉州の祭りと特産物
水なすの栽培方法
野菜のスィーツ
なす伝のこだわり
糠漬けについて
新製品開発物語
美味しく食べるコツ
茄子とトマトのレシピ
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農園の紹介
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大阪泉州をなす泉南地方は、大阪府の南部に位置し、大阪湾に面した地域です。近年は、国際的に有名になってきた岸和田のだんじり祭りで知られますが、この地域一帯では岸和田だけでなく各市町村からだんじり、太鼓台、やぐら、神輿などが威勢よく繰り出されます。
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瀬戸内海に繋がる大阪湾に面していることからも、気候はとても温暖で、農産物、海産物とも大変豊富です。なかでも茄子、玉ねぎ、タケノコ、桃や後者ではタコ、穴子などが有名です。お祭りにはご馳走が欠かせません。当然、これら特産物はお祭りの食卓を飾ることになります。近くには関西国際空港も有り、ここ泉州は国際色、食彩色豊かな地方になりつつあります。 |
重さ4トンのだんじりが、泉州
地方の街々を所狭しと駆け回る。 |
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水なすは地方品種の一つで栽培は江戸時代の始めとされています。一般のなすに比べて、皮が薄く、手で握ると水が滴り落ちるほど水分が多いのが特徴です。水なすは灰汁が少なく、 ほのかな甘みもあって生食が可能なほどです。
水なすは、不思議にも大阪南部の泉州地域でしか収穫されません。地形は、海(大阪湾)と山(和泉山脈)にはさまれたわずかな平地。土壌は、水が豊富、砂地、数万年前は海底・・・と言われています。泉州特産の水なすは、泉州地域の気候と土壌でしか育たないと言われる高級野菜です。・・・握り締めれば水が流れ出てくる・・・昔は農作業で喉が渇けば、むしって生のままかぶる・・・子供が遊び疲れて喉が渇けば、水分補給に食べた自由なおやつだった。
3月頃から温室ハウスものが出回り、7〜10月頃まで露地ものが出荷されます。つぼみが出来て、収穫するまでの約1ヶ月間大切に育てられ、やがて光沢のある綺麗な水なすになります。水なすは本当に繊細で、葉っぱが果実に触れただけでキズがつき、夏の昼だと手で持っただけで指紋がついてしまうほどデリケートな農作物です。
泉州地方ではぬか漬けにした「浅漬け」が定番で、地元では包丁で切らずに手で縦に裂いて食べるのが好まれます。皮が薄く柔らかく、サッパリ感、癖のない味が特徴。浅漬け以外にも、フランス、イタリア料理にも適しています。将来性のある、可能性の大きい有望な食材です。
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なす伝の水なす農場はこうした水なすの本場、泉州岸和田にあります(製造所・店舗は隣の貝塚市です)。長さ約40mのハウスが3棟で、約500本の水なすを毎年1月末〜7月の間育てています。水なす農家は、小さい所でも最低1,000本は育てているようですので、当園は最も小さな規模です。それだけに各木々の変化に毎日目を配らせ、細心の注意を払って大切に一つ一つ水なすを育てています。
水なすお漬物の出来不出来は、素材である生の水なすで80%が決まると言っても過言ではありません。皮の薄さ、実の緻密さ、水分と甘味のバランスなどが大きく影響するからです。それだけに、私共はあくまで自家栽培の原料使用にこだわります。なお、真夏が最盛期である水なすは、無農薬栽培は不可能です。しかし害虫・病気への対処を早くすることで、なす伝では減農薬にも先手を打っています。 |
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普通、茄子とトマトは同じ場所で連続しては育てられません(これを連作障害と言い、多くは病気が発生して枯れてしまいます)。なす伝では土の袋にトマトの苗を直接植えつけることにより、これを可能としました。茄子とトマトを連作する農園は、おそらく日本ではなす伝だけだと思われます。
このバッグ栽培はメリットも多いのです。特に根域や水が限られることに起因して平均の糖度は8度以上と甘く、また完全無農薬を実現しています。 |
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上記に紹介しました水なすもトマトも季節商品です。なにか1年中栽培出来る製品はないものかと考えた結果見出したのがベビーリーフ事業です。2018年からスタートさせました。ベビーリーフとはレタスや小松菜、ホウレン草などの幼葉を摘み取って袋詰めしたものです。そのままサラダなどとしていただきます。なす伝ではベビーリーフを本社事務所の屋上ハウスで生産しています。街中の3階なので、アブラムシなどの害虫が皆無とはいえませんが少ないのです。さらになす伝ではオリジナルとして、ラディッシュやミニキャロットなどの根菜をセットして販売しています。根菜がカラフルで、とてもいいアクセントになっており、お陰様で農産物直売所などで好評を得ております。
水なす、高糖度トマト以外にも、それぞれこだわりを持って作物を育てています。最近では、地元の育種農園さんが開発して話題になっている高糖度のニンジン「彩誉」(あやほまれ)を播種しました。収獲時には生で販売する他、キャロットケーキに仕立ててネット販売する予定です。
また、冬至の時期の出荷を目標に、秋かぼちゃの苗を植えつけました。これも生で販売するだけでなく、なす伝オリジナルのハンプキンケーキに仕立ててネット販売する計画ですのでご期待下さい。
その他ある程度の規模をもった作物としましては、来年の春夏にサツマイモの栽培を始める予定です。出来たサツマイモは50日間以上冷暗所で貯蔵することで、一般的なサツマイモの2倍の糖度を実現する計画です。このため既に地元貝塚の山中に、自然の倉庫を確保済みです。2018年の10月には、これを原材料とした糖度2倍の冷凍焼き芋「なす伝びっくり焼き芋」として、また同じ時期に自家製さつま芋のチーズケーキ(小麦粉、卵、砂糖不使用)などを発売する計画で、それぞれ既に公表済みです(詳しくはNasu-den on-line shopの頁のWhat’s Newをご覧下さい)。
なお、これらの作物・商品の詳細につきましては、今後も随時当サイトにて発表させて頂く所存です。
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